外壁屋根塗装、フェンス取り付け工事

こんにちは!
リフォーム工事の紹介をしたいと思います!

○外壁屋根の劣化により塗り替えたい。
○建物廻りの木製の平板から丈夫なものにしたい
とのご要望でした。

工事前の写真です。
IMG_2480

外壁屋根共に年数がたち劣化が進んでいました。
また建物廻りのフェンスは木製の為色があせてきている状態でした。

打ち合わせの中で奥様との色きめ、工事の内容の説明、工程の流れなどなど。
初めてのリフォームということでたくさんの不安があったと思います。
長い工期となるため少しでも安心していただけるようにと現場に足を運びました。

工事後
IMG_3249

鮮やかな色になりお客様にも満足していただけました!
建物廻りにはフェンスを立て、玄関前には既存の鉄骨を生かし
木目柄のアルミの平板を張りました。
お家の外観が一気に変わりすごく素敵になりました!

奥様、ご主人様ともに打ち合わせの中から楽しく
お話を進めさせていただくこともできました。
私としても完成するのが待ち遠しいほど(^’^) 
また長い工期に渡りの工事でしたが無事完成することができました。
ありがとうございました!

外壁屋根の塗装工事はt建物の美観性を上げるのも一つですが
建物の保護という役割も持っています。
年数がたち塗装をお考えの方
私たちが説明、提案をいたします!

リプラ 新谷 透

軍艦島

世界文化遺産への登録が近いと噂されていて、そうなれば観光客で混雑して、様子が一変するかも知れない長崎県「端島」、通称「軍艦島」へ行ってきました。
しかも「軍艦島」の現況は老朽化の進行が激しくて遠からず、完全崩壊する建造物が続出するのでは?とも聞こえてきて、ともかく今のうちにと思いました。
150603_kageyama (3)
「軍艦島」とは、幕末の文化文政時代から閉山した昭和49年までの160余年、深い海底から良質の石炭を、大量に産出し続けた、海底炭鉱のことです。 その最盛期には人口5千人を超え、東京都区部の人口密度の10倍近くで世界一を誇る街でした。
150603_kageyama (5)
また三種の神器の普及も一番早いほか、財閥系の鉱山会社が所有する私有地でしたから、利益さえでていれば電気・水道もタダなどと、結構なところも有ったようです。そんな繁栄は、高額の報酬と引換の過酷な労働があっての事で、あまりの熾烈さに自殺者や、徴用で連れてこられた人々の中には、夜陰に乗じて泳いで逃げようと“島抜け”する人も有ったようです。(殆ど失敗との事)
いずれにしても、島に住む人々の労働や生活に支えられて、日本の近代化を進めるエネルギー源の石炭を産出し続けたにも拘わらず、国のエネルギー政策が石炭から石油に転換すると、衰退から滅亡へと一気に変化して、無人島になってしまったのです。
「軍艦島」は外洋に面していて風速5m、波高0.5m以上、視程500m以下の場合桟橋に接岸不能となり、年間約100日程度しか上陸出来ないそうで、確率は三分の一ですが私達は好天に恵まれました。
150603_kageyama (2)
写真等の情報である程度の予測は有りましたが、やはり現実の惨状を簡単には表現出来ません。
廃墟・残骸・悲惨・瓦礫・無残・放棄・地獄絵ーーー日常あまり感じない熟語が頭の中をよぎりますが、どれも十分では無く、目前の異様さとは無縁のものです。
確実に言えることは、人間が居てこその建造物だという事です。またこれらの建物が有ってこその人間達ではなかったのかという事です。人と建物の関係は、要るから建てて要らなくなれば捨てる、という事であってはならないと思うのです。
この島で苦しい労働に耐えた方々、厳しい自然の中で暮した家族、学び育った子供達。彼等がこの現状をみた時、何を思うのでしょう。
あらゆる手段を講じて保存するのが良いのか、このまま自然に任せるのが良いのか?
波間に遠ざかる島影を見つめながら心の中で叫びました、“安っぽい見世物にするなよー”
                                景山 浩道
後記 この数か月後に 「軍艦島」が、世界文化遺産への登録をされる事に内定しました。
登録が本当に良かったと、後々伝えられるような展示や保存を祈ってやみません。