福祉住宅改修~段差解消~

こんにちは!リプラの山﨑 継太郎です!

 

 

 

 

今日は介護保険のサービスを使った福祉住宅改修についてご紹介します(^^)

 

 

 

介護保険のサービスを使うことで

バリアフリー工事にかかる工事費の90%の給付を受け取ることができます。

工事費には上限があり、税込20万円までと決まっています。

また、工事内容も以下のように決まっています。

 

①手すり取り付け

②段差解消

③開き戸から引き戸への取り換え

④床材の変更(滑りにくい床へ、また車いすで移動しやすい床へなど)

⑤和式便器から洋式便器への変更

⑥①から⑤の工事に付随する工事

 

 

 

さて今回は②の段差解消についてご紹介します。

 

まず工事前の写真をご覧ください。

 

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これは廊下からキッチンの間の引違い戸の写真です。

 

 

この戸の下にある敷居はなんと高さが4.5㎝もありました!!

 

段差におけるバリアフリーの基準は5㎜以下と定められているので、

この敷居はかなり危ないと言えます。

 

 

 

今回は住宅改修の申請を行って工事をさせていただきました。

工事後の写真がこちらです↓↓↓

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いかがでしょうか!段差がスッキリなくなりました!

また、この工事で扉の滑りもスムーズになって利用者様も喜んでくださいました。

 

創造工舎ではこのような福祉に関する工事やご相談も承っています。

なんでもお答えしますのでお気軽にご相談ください!

 

 

以上、リプラ山﨑でした(^^)

福祉住環境サミット at 大阪大学 に参加してきました!!

 

 

こんにちは!けあねんの山﨑です!

 

 

3/29福祉住環境サミットというイベントに出席してきました!以下案内です↓↓↓

 

全部で6分科会あって、それぞれが1時間ずつ各教室で講義をされます。

講師には、

大学院教授、

住宅改修設計事務所長、

PTの学校の教師 などなど

他にも様々な分野の方が来ておられました。

 

 

 

 

 

 

全部で私は5講義受けたのですが、その中で一番印象深かったのが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

芳村幸司氏による

 

「麻痺側から考える脳血管障害片麻痺者の住宅改修のポイント」

という講義です。

はじめ、パンフレットの講義一覧を見て「片麻痺」の文字に引き付けられ、すぐに受講を決めました!^_^

というのも、一度私自身も「片麻痺に対応する住宅改修のセミナー」の講師をしたことがあります。

しかしまだまだ勉強不足ということもあり、ほかの方の考え方を聞いてみたいなと思いました。

  

講義のポイントを簡単にまとめると

① 片麻痺の方には十人十色の対応が必要

99人が同じ対応でうまくいっても残りの1人がそれで対応できるとは限らない

② 片麻痺の方には左右バランスの良い動きをしてもらうよう住環境整備が必要

①に関しては他の疾患についてもいえることですが、

特に片麻痺の方は左右のバランスが人それぞれなので(例えば100:60だったり100:30だったり)

1人ひとり訪問し、検証してその方にあった住環境整備をすることが求められています。

実際に講義の中では芳村さんが利用者さんの動きを検証しているビデオが紹介されていました。

 

 

 

②については左右の使用バランスの問題です。

片麻痺の方の動きは元気な側に過度に頼って動く傾向があり、それを健側偏重言います。

例えば段差を上がるときに元気な方に手すりがあると、手すりを力いっぱい握りしめて段を上がるということがあります。

 

 

 

 

最近の研究では麻痺はリハビリ次第である程度回復することがわかっています。

しかし逆に麻痺だからと言って使わないでいるとどんどん使えなくなっていきます。

これが人間の体のようです。不思議ですね。

 

このように健側偏重は麻痺側をさらに動けなくする原因でもあるのです

ですので健側偏重の方に少しでも麻痺側を使ってもらうような住環境整備が求められることがあります。

具体的な対応に関しては本当に人それぞれ違いますのでここでは省略いたします。

 

 

 

一日のみの参加でしたがすごく実りある日でした。

また多職種の方との横のつながりも広がった一日でした!

私も福祉住環境整備の役割があるのでこれからこの知識を役立て行きたいと思います!!

 

最後までお読みお頂きありがとうございました!