ご本殿の檜皮葺大屋根葺き替え工事が完成したとの事で、出雲大社にお参りしました。
勿論、縁結びとは何の関係も無く、奈良と同様に「古事記」に所縁のある大社に、お参りしたかったのです。
ところが、現在は平成25年完工予定の大遷宮工事たけなわで、肝心な建物は足場やシートに覆われ、ゆっくりと参拝できる雰囲気では無く、ガッカリしました。久し振りの夫婦バスツアーもさんざんかと思っていたら、ついでに行ったつもりの足立美術館に感激。とても良い旅行になりました。
庭園が良い美術館、という程度の認識しかなかったのですが、特に私の好きな日本画の収蔵品には驚きの一語です。その量と質の素晴らしさ、とりわけ横山大観画伯のコレクションには驚きました。
今までは二三点づつしか観られなかった画伯の作品を、一挙に十六点も拝見できるとはーーーーー。
残念ながら今回は展示されていなかったのですが、教科書でしか見たことの無い「無我」が、当館に収蔵されているのです。私が知っている殆ど全ての日本画家の作品を、鑑賞することができました。
そこで不思議だったのは、同時代に活躍し大観とも親交の深かった、下村観山の作品が無かった事です。
次に訪れた時には是非展示してもらって、菱田春草と共に往時の三大名家の作品を一堂に鑑賞する、幸せを味わわせて欲しいと強く思いました。
そして魯山人の陶器や書画の作品も数多く展示されていて、正に息を呑む思いでした。
勿論庭園の素晴らしさ、手入れの行き届いた見事さには、ただただ見とれるばかりで筆舌に尽くせません。
機会があれば、皆様にも是非お訪ね頂きたいと、お薦めする次第です。玉造温泉に一泊されて、平成の
大遷宮が完工したばかりの、出雲大社参拝をかねた旅行は、いかがでしょうか。
景山 浩道
伊吹山への山行き
少し前の事ですが、久し振りの山歩きで、伊吹山に登ってきました。
学生時代にはよく行っていましたが、就職してからはとんとご無沙汰で、
四十数年振りの事になります。例によって晩酌でご機嫌な時に、
「いきましょう」と誘われ、例によって「うんうん」と返事をした結果です。
決行の一週間前に靴を買いに行き、ろくに足慣らしもせずに
標高220Mの登山口から1377Mの山頂まで、約7kmの行程です。
一合目で3人の脱落者が出た時に芽生えた不安は、三合目では大きな塊になっていました。
しかし「ここがギブアップの最終地点です。ここから先では引き返せません。
山頂まで頑張るのみです。」のコールに一人も手を挙げない事が私の不運でした。
五合目までは何とかなったものの、その先七合目では後悔の念で一杯で、
八合目から九合目では息切れが酷い上に足も痛くなり、
最後の岩場では本当にこのまま死ぬのかと思いました。
しかし持ち前のガンバリズムと、戦前生まれの意地を見せるのは今しかないと、
必死の覚悟で頂上に辿り着きました。
良く晴れたお天気のお陰で素晴らしい眺めでしたが、達成感を覚えるよりも、
これで家内にバカにされずにすむという安堵の気持ちの方が強かったのが、本当の所です。
登頂の証拠写真を今見ても、ヤレヤレという気持ちと、呆然とした気分だけが感じられます。
事実女房は高山植物の小さな花がとても可愛く印象的だったと言うのですが、
私には殆どそんな記憶は有りません。とにかくこれからは少しぐらい酔っても、
山行きの誘いにだけは絶対乗らない様にしなければと、強く思った次第です。
景山 浩道
おかあさんの愛情
次女と甥っ子は同じ年の高校一年生
やっと受験が終わったかと思ったら、、、、
一年から大学受験の勉強です。
共通しているのは
母親が熱心!
一年になったばかりなのに
妻、妹ともに、進学塾へ行かせています。
やっと受験勉強終わったんやから、ちょっとはゆっくりさせてあげたらと思うのですが、
世間ではそうは行かないようで、、、、
次女も部活でくたくたになりながらも、帰りに塾通い。
帰宅は10時半ごろ、
翌朝は朝早くから部活の朝練。
いい大学に入るための勉強であるのはわかりますが、本人のやる気も限界があるように思います。
私から一言言わせてもらうと、妻、妹ともに
「自分の高校時代はどうやったん?」
と聞きたいです^^
特に妹は間近で見て見て来ましたから(笑)、「少なくともあんたの時より勉強してるよ」と思うのです。しかも母から「勉強しいや!」と言われた時は「わかってる!!」と口答えしていたのに・・・・(笑)
妻の高校時代を比べても、やはり娘の方が頑張っているのです。
ただ、裏を返せば、おかあさんとしての愛情は妻、妹ふたりともいっぱい!いっぱい!注いでいるのだなとも思います。
口うるさいのと、愛情は紙一重かも知れませんが、父親にない視点を持って子供に接してもらっています。次女も母親になったとき同じように「勉強しなさい」と言うのでしょうか?将来が楽しみです^^
店長 瓜阪 八生樹