防水工事

住まいのメンテナンスで以外に見落とされがちなのが、バルコニー等の防水部分です。その原因は、普段の生活で起居をする場所では無い事が考えられます。そして階下の大事なお部屋に雨漏りが出て、初めてビックリという事が多いのです。I様邸でも、下の和室と廊下の間の雨漏りで気付かれました。

我々が調査したところ、施工前の写真のように表層の破れ・メクレに加えて排水口が完全に詰まっていて、降雨の際にはプールの様な水溜りが出来ていたであろうと想像しました。
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ご新築以来約30年間防水の手入れをされていないために、経年劣化が進み数年前から水漏れは始まっていたのでは?と考えられました。
そして、屋根下=天井裏には相当な量の湿気(水分)が、保持されているだろうという事です。

乾燥させるためには表層をめくって暫く放置すればいいのですが、その間に雨が降れば大変な事になります。だからといって、めくってすぐ防水塗装をすると、日射熱によって水分が水蒸気になって膨れ上がり、もっと大変な事になります。

そこで我々は、「サラセーヌ 通気緩衝工法」による防水塗装工事を提案しました。この工法は旭硝子㈱によって開発された、「サラセーヌAVシート」という通気緩衝シートを、下地と防水塗膜の間にはさみ、脱気筒から膨張した水蒸気分を発散させるものです。更に副次的な効果として、平滑な下地がえられるために塗装表面が非常にきれいに仕上がる事が挙げられます。
 
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またI様邸では排水口に新しいドレンを取付け、今後は落葉やゴミで詰まる事の無いようにしました。これらの事は完工時の写真を見てもご理解頂けると思います。
皆様方のベランダ等、防水性が大事な場所でのお手入れの参考になればと、紹介致しました。

景山 浩道

おしゃれなクロス♪

こんにちは!
リプラの森田です
最近やっと涼しくなってきましたね~
私は夏が苦手なのですごくうれしいです
先日おしゃれなクロスをはらせていただきました~!
広いお部屋に間仕切りを作って、1部屋を2部屋にさせていただきました。
ひとへやは男の子の子供さん用のお部屋なので、濃いブルーのクロスで
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もともとの白いクロスとパッキリ色が分かれてかっこいい仕上がりになりました!
青色は集中力が高まる聡明な色だそうです
子供さんの勉強部屋にどうですか
もうひとへやは大人の方が使うとのことでしたので、
落ち着いた色ですが、柄は大胆に大柄のクロスで仕上げました
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隣同士のお部屋なのに雰囲気が全然違います
クロスを選ぶときのポイントは、思い切って挑戦することです
小さいサンプルを見ていると、
濃い色や大きい柄は、どんな感じになるんやろ・・・変になったらどうしよう!
と不安に思われると思いますが、大きい壁に貼ると案外柄が気にならなかったりするんですよ
思い切ってやってよかった~!とよく言っていただけます
クロスでお部屋の模様替えしてみませんか
リプラ 森田

会津若松への旅

毎年大学のゼミの仲間と、NHK大河ドラマゆかりの地を訪ねる旅を続けています。今年は“八重の桜”で、会津若松への2泊3日の行程です。磐梯山と麓の猪苗代湖を見て、我々には珍しい赤瓦葺きの鶴ケ城見学。当然初代の天守閣は消失し今は鉄筋コンクリート造りになっていますが、数多くの展示品と残された石垣が相まって、激戦を経験した名城の面影を伝えています。
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また鶴ケ城は、土井晩翠が「荒城の月」の構想を練った城址としても、よく知られているとうりです。
しかし私はそのお城よりも、十歳以上の藩士の子弟が学んだ、藩校の“日新館”に感動しました。ここでは学問や武術だけでは無くて、武士としての人格を育成する、正に人間教育をしていたのです。
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更に六歳から九歳までの藩士の子供たちは、10人程度の集まりを作って学んでいました。この集まりを会津藩では、「什(じゅう)」と呼び、そのなかで「什の掟」という話を学び、藩士としての基本を学んでいました。六から七箇条になる掟の最後に付け加えられているのが、「ならぬことはならぬものです」の文言です。
かなり以前の事ですが、わが国初の女性党首となった大先輩の土井たか子氏が,代表質問の演説中に「だめなことはだめ」と発言。いつもの土井さんとは違う言葉使いと思っていましたが、尊敬していた新島八重先生から「ならぬことはならぬ」の言葉を聞いていて、それを少し変えて使ったのだと今になって合点しました。この「ならぬことはならぬ」の精神は、今日も会津の人達に受け継がれていると云われています。
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そしてかの地で出会った小中学生は全員、私達とすれ違う時に「こんにちは」と挨拶をするのです。私達が「こんにちは」と返すとニッコリと笑って本当に可愛いのです。これは「什の掟」の二番目にある「年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ」を今の時代にも実践しているからにほかありません。五番目の「弱いものをいぢめてはなりませぬ」の文言も、現在最も必要な教えだと思われます。これから我々がどうしていくべきか、いかねばならないか、を学べたように思えて、とても有意義な会津の旅でした。
                                                            景山 浩道